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大阪寝屋川の少年少女の事件。少女に加えて少年も殺害されていて、いたましい結末になってしまいました。

こんな事件が起こると大抵「親がちゃんと面倒を見ていなかったせい、監督不行き届きだったせい」と言って、親が責められてしまうことが多いです。確かに子供が家出をしないように、社会に迷惑や心配をかけないように、しつけたり、日頃から言い聞かせておくことが親としての義務ではあるのでしょう。また、家庭内を常に平穏にして、子供に「こんな家は出て行きたい」と嫌がれないような努力も親としては大切だと思います。

…しかし、子供はいくら言い聞かせたところで、家出する子はしてしまうようです。私の次女がそんな風でした。家出の原因は、私達夫婦間の当時の不仲の問題であったり、中学校での担任の教師とのあつれきであったりの反抗期特有のものではありましたが、やはり、次女が生まれついて持っていた「旺盛な冒険心」が決定的だった気がします。次女は幼年の頃から、一緒に買物に行くと、必ず走り出していなくなってしまうのでした。買物に行って次女を散々探すだけで帰って来たこともありました。親を困らせてくれました。 しかし、家出したり冒険したりするのはある面、子供の自立心を築き上げる為には、ある程度は必要なのではないでしょうか。いつまでも親べったりでは、子供の為にならないこともあるのです。

子供が社会に迷惑を及ぼして、責められるのは育ての親。それでも、社会の中で偉人や有名人になった人物は、案外、子供の頃は無茶をしていた人が多いです。そんな傾向の人々が、成功すれば「立派である」と持ち上げられ、失敗すれば寄ってたかって非難される。こういう人の身勝手さは、狭い了見は日本人の悪いところだと思います。

だから、何でもかんでも親の責任で成してしまう考え方には反対です。子供の本質は「親を煙たく思う」のが自然の成長だと思うからです。


2015/08/22(土) 10:17 PERMALINK COM(0)
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